最新の注目ニュースをまとめてチェック!【2024年12月29日週】
りそな銀行 個人向けネットバンキングで一時つながりにくい状態に 外部からのサイバー攻撃の可能性も?
りそな銀行は、28日夜から個人向けインターネットバンキングやスマートフォンアプリでつながりにくい不具合が断続的に発生していることを明らかにした。30日未明に一時復旧したものの、午後1時過ぎから再びアクセス障害が発生している。同様の問題は埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行でも確認されている。
現在のところ、預金の抜き取りや不正送金、顧客情報の流出などの被害は確認されていない。銀行は、DDos攻撃の可能性も視野に入れ、原因の調査と復旧作業を進めている。
みずほ銀行 ネットバンキングで一時障害発生 送金や残高照会のサービスに支障が発生
みずほ銀行では、31日午前7時ごろからネットバンキングへのアクセスが困難になる障害が発生した。同日午前10時過ぎに復旧したものの、「みずほダイレクト」や法人向けサービス「みずほe-ビジネスサイト」でつながりにくい状況が続いた。この影響で、送金や残高照会といったサービスに支障が出たとしている。
原因は、大量のデータを送りつけてサーバーを混乱させるDDoS攻撃とみられ、顧客情報の流出やウイルス感染は確認されていない。
NTTドコモ サービスの一部でシステム障害 DDoS攻撃が原因か
NTTドコモが提供する検索サイトやスマートフォンの決済サービスの一部で、2日朝からつながりにくくなる不具合が続いていたが、2日夕方にはおおむね解消したと発表した。この不具合は、大量のデータを送りつけるサイバー攻撃「DDoS攻撃」が原因であるとされている。
NTTドコモでは、2日午前5時半ごろから検索サイト「goo」でつながりにくくなる不具合が発生し、その後ウェブメールサービスやスマートフォン決済サービス「d払い」の商品検索機能にも影響が広がった。会社はサイバー攻撃によるネットワークの混雑が原因とみて、復旧対応を進めた結果、2日夕方には状況が改善したと報告している。
上記や先週の記事でも紹介したが、昨年末から他の企業でも同様の事案が多く報告されている。新年明けはサイバー犯罪の被害が増加するとされており、十分な注意が必要である。
アメリカ財務省 一部のシステムが外部からサイバー攻撃 中国政府支援のハッカー組織からか
アメリカ財務省は、中国政府が支援するハッカー組織からサイバー攻撃を受けた可能性があると発表した。アメリカのメディアによれば、財務省は30日、議会宛ての書簡で一部システムが外部から攻撃を受けたと明らかにした。攻撃対象の文書は機密ではないとされるが、財務省はこれを「重大事案」と位置づけ、FBIと共に影響を調査している。
中国系ハッカー集団は、2024年10月の大統領選挙期間中にトランプ次期大統領を標的にしようとしたとも伝えられている。次期政権で安全保障政策を担当するウォルツ氏は今月、CBSテレビのインタビューで、中国を念頭に「データを盗む国家には代償を負わせるべきだ」と警告し、厳しい対応の必要性を強調した。
ウォルツ氏は対中強硬派として知られ、トランプ次期政権下でサイバー攻撃を巡る米中対立がさらに深まる可能性がある。
▼ アメリカ財務省のプレスリリース
Treasury Sanctions Technology Company for Support to Malicious Cyber Group
年末年始などの大型連休明け 不審メールには要注意
年初めの業務を本日から開始する方も多いと思われるが、気を付けてほしいのが「メール」である。
長期休暇中は、パソコンを開かずメールも見ないため、休暇明けにまとめて開封すると思うが普段より確認する件数が多いことから 、確認がおざなりになりやすい。
誤って本文中のURLにアクセスしたりすることで、ウイルスに感染したり、フィッシングサイトに誘導されたりしてしまう可能性があるため、細心の注意を心がける必要がある。
▼ 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)による注意喚起文