最新の注目記事をまとめてチェック!【2024年9月22日週 Vol.2】
Google, Volkswagenと提携しドライバー向けAIアシスタントを導入
GoogleはVolkswagenと提携し、スマートフォンアプリにドライバー向けのAIアシスタントを導入した。このAIアシスタントは、Volkswagenドライバーのアプリ内での質問やカメラでダッシュボードをスキャンすることによる関連情報の取得を可能にする。GoogleのGeminiモデルを利用したAIはVW車の取扱説明書やYouTubeチュートリアルのデータを組み込んでおり、現在、AtlasとAtlas Cross Sportモデルのオーナーに無料提供中で、来年には他のモデルにも拡大予定である。
Snowflake、トラベル・ホスピタリティ業界向けAIデータクラウドを発表
Snowflake(ニューヨーク証券取引所:SNOW)は9月24日、トラベル・ホスピタリティ業界向けにAIデータクラウドを発表した。このプラットフォームは、データとAIを活用して業務改善や顧客体験の向上を支援する。企業は、パーソナライズされたマーケティングや顧客体験の向上、効率的なオペレーションを実現し、収益管理を最大化できる。また、Snowflake Marketplaceを通じて外部データと統合し、より情報に基づいた意思決定が可能になる。業界のリーダーたちもこのプラットフォームを活用し、データ主導の意思決定を進めている。
オープンAI、GPT-4o
米オープンAIが開発した対話型人工知能「ChatGPT」は、13日のライブ配信イベントで最新の「GPT-4o」を発表した。オープンAIによれば、インターネットから膨大なデータを学習しリアルタイムで文字情報や音声などを扱う能力が前モデルよりも向上したGPT-4oでは、システムに話しかけると、数ミリ秒で音声で返答し、流れるような会話が可能になるだけでなく、画像を見せることで、画像で応答することもでき可能だという。発表イベントでは、言語の即時通訳も示された。オープンAIのCTOは「相互のやりとりや使いやすさが飛躍的に向上した」と述べ、今後の展開に期待を寄せている。
Pythonエンジニア育成推進協会、データ分析の新試験の開始を発表
Pythonエンジニア育成推進協会は、データ分析の新試験「Python 3 エンジニア認定データ分析実践試験」を全国300カ所で通年実施することを発表した。この試験は、Pythonを用いたデータ処理技術やデータ構造の知識を問うもので、受験料は12,000円(学割6,000円)。問題数は40問、合格ラインは正答率70%。主教材は「Pythonデータ分析 実践ハンドブック」。データ分析の人材育成が求められる中、より実践的なスキルを学ぶ基準が必要とされている。
英鉄道、サイバー攻撃でWi‐Fiが停止
9月25日、英国の主要な鉄道駅で大規模なサイバー攻撃が発生し、公共Wi-Fiが停止しました。ロンドンのユーストン駅やキングスクロス駅など、19の駅が影響を受け、Wi-Fiは翌日までオフラインのままでした。乗客が接続を試みると、「We love you, Europe(ヨーロッパよ、愛しています)」というページにリダイレクトされ、イスラム嫌悪的な内容が表示されました。Network Railはこの事案をサイバーセキュリティの問題として対応し、Wi-Fiサービスを停止。Telent社は調査を進めています。
Google、Microsoftを、EU競争法違反で告発
米Googleは、Microsoftがクラウド市場で反競争的な慣行を行い、自社サービス「Azure」に顧客を囲い込んでいるとEUに申し立てた。Googleは、MicrosoftがWindowsの影響力を利用して競争を妨げていると主張。欧州企業におけるWindows搭載サーバーやMicrosoft製品の市場シェアは70%を超える。Google Cloudのアミット・ザバリー氏は、ウィンドウズ搭載サーバーで他社のクラウドサービスを利用する際には高額な料金が発生する一方、Azureではその料金が免除されると指摘。マイクロソフトは7月に欧州のクラウド業界団体CISPEと和解したが、Google CloudやAWSなどはこの和解対象に含まれていない。ザバリー氏は、クラウド市場の拡大のためにも今こそ行動が必要だと訴えた。