
もし、戦国武将がSlackを使ったら?妄想してみた。
「また障害かよ…」
「このアラート、また誤検知じゃん…」
システム運用の現場は、毎日が合戦場。鳴り止まない通知に追われ、マルチクラウドとオンプレの狭間で、我々たちエンジニアは今日も戦っています。
そんなある日、ふと思いました。 「情報共有やコミュニケーションって、昔の人どうしてたんだろ? 例えば、戦国武将とか…」 そう、彼らもまた、情報伝達のスピードと正確さが生死を分ける世界に生きていたはず。
もし、そんな彼らの手元にSlackがあったなら…?きっと、現代の我々と変わらない(いや、もっとカオスな?)コミュニケーションが繰り広げられていたに違いありません。好き勝手に妄想してみました!

「#軍議」チャンネルのやりとり
戦国時代の作戦会議といえば、偉い人たちが集まって顔を突き合わせるのが基本。でも、Slackがあれば話は別です。「#軍議」チャンネルでの振る舞いには、あの三英傑の性格が色濃く出ていたことでしょう…!
即レス、即断、即実行!トップダウン経営の「織田信長」

「鳴かぬなら ●してしまえ ホトトギス」で有名な織田信長。織田信長なら、有無を言わせぬトップダウンで議論をリード(いや、支配)するのではないでしょうか?
「@channel 全員、今から桶狭間で今川義元を討つ。異論は認めん。詳細はスレッドで確認せよ」

これには遠隔地の羽柴秀吉も「え、聞いてないです!」と大慌て。前田利家あたりはすかさず「承知!」のリアクションで忠誠心アピール。
返事が遅い者はチャンネルから即追放、下手したらクビにされていたかもしれません。まさに「ノーレスなら 放してしまえ ホトトギス」です。
スタンプと絵文字で心を掴む!人たらしの「豊臣秀吉」

一方、「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」で有名な豊臣秀吉。豊臣秀吉は、人たらしっぷりを遺憾なく発揮するのではないでしょうか。
「@everyone みんな聞いて聞いて(^_−)−☆ またまたスゴい作戦を閃いちゃったんだナ、これが❣️どう思うカナ⁉️ とりあえず、スタンプ⭕❌で感想教えてほしいナ〜😍😘 」
リアクションを促しながら巧みに意見を引き出し、いつの間にか周りのおぢ(家臣)達を自分のペースに巻き込んでいたはずです。
「ノーレスなら 笑わせてみせよう ホトトギス」とばかりに、GIFやスタンプを駆使して、皆の心を掴んでいったことでしょう。
既読スルーで天下を取る?忍耐力の「徳川家康」

「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」で有名な徳川家康は、静かに機を待つスタイル。チャンネルのやり取りをROMり、議論が白熱して収拾がつかなくなった頃に、ポツリと投稿するのではないでしょうか。
「…その件、時期尚早かと存じます。リマインダーをセットし、半年後に再考いたしましょう」
たった一言で議論を終わらせ、すべてを「待ち」の姿勢に持ち込むのです。まさに「レスせぬなら レスするまで待とう ホトトギス」。既読のまま静観し、最適なタイミングで発言する、究極の戦略家です。
チャンネル運用は命がけ!?戦国時代のSlack
個性の強いリーダーたちの下、チャンネル運用も一筋縄ではいきません。Slackの各機能は、まさに命がけのツールと化していたのではないでしょうか。
「#機密情報」の誤爆は、お家取り潰しレベル!
情報漏洩が命取りなのは、今も昔も同じこと。敵国の情報は「🔒#密命_対武田用」のような、鍵付きのプライベートチャンネルで極秘に共有されていたに違いありません。
うっかり部外者を招待したり、「#general」に「武田信玄の弱点、見つけました!」なんて誤爆しようものなら…想像するだけで背筋が凍ります。
これは現代で言えば「本番環境のパスワードを全社員が見えるチャンネルに投稿しちゃった」レベルの大事故です。
兵糧が足りない!「#補給部隊」の悲鳴
戦は腹が減ってはできぬもの。兵糧や武器の管理は、勝敗を左右する超重要ミッションです。我々システム運用監視の現場でよくあるこんなやり取りは、「#補給部隊」チャンネルだとこんな投稿になっていた事でしょう。
現代の投稿 | 戦国時代なら… |
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「ストレージ使用率が95%に到達しました!」 | 「@here 緊急!塩が底をつきました!至急補給求む!」 |
「サーバーのメモリが故障しました。交換要請」 | 「槍の穂先が折れました。交換お願いします」 |
「ネットワーク障害発生!冗長経路に切り替えます」 | 「補給路で一揆発生!別ルートを確保せよ!」 |
リアルタイムで状況が見えれば、問題が大きくなる前に手を打てます。これぞまさに、我々が目指すプロアクティブなリソース監視の原型と言える(?)でしょう!
意外と平和?「#雑談_本陣」で芽生える一体感
常にピリピリしていたとは限りません。武将だって人間です。「#雑談_本陣」のようなチャンネルでは、こんな会話が交わされていたかもしれません。
「今日の茶菓子、うまい🍠」
「明智殿、その新しい兜、イケてますな!」
戦の合間の何気ないやり取りが、チームの結束力を高めます。これって、最近よく聞く「心理的安全性」そのものではないでしょうか…?!
結局のところ、使うツールが変わっても、人の悩みや組織の課題はそう大きくは変わらないもの。情報共有に悩み、セキュリティに怯え、たまには雑談で息抜きしたい。戦国の猛者たちも、きっと私たちと同じだったはずです。
さあ、あなたもSlack(や監視ツール)を片手に、今日の合戦(システム運用)という名の天下統一を目指しましょう!