キーワードで検索

今日を知り、明日を変えるシステム運用メディア

【AIの豆知識】Googleの「Gemini」って、ふたご座と関係あるの?名前の由来を調べてみた!

【AIの雑学】Googleの「Gemini」って、ふたご座と関係あるの?名前の由来を調べてみた!

先日の3連休、子どもと一緒に宇宙や星に関する図鑑を眺めていました。そこでふと、星座「ふたご座」の英語名に目が釘付けに。

…ん?ヂェマナィ?

Gemini…ジェミニ!!!GoogleのAIと同じ名前だ!

単なる偶然?それとも何か深いワケが…?気になりだしたら止まらない!早速Googleの公式情報を調べてみると、そこには宇宙と神話が絡み合う、壮大なストーリーが隠されていました。

今日はそんなAI「Gemini」の名前に込められた由来からこぼれ話まで、知るとちょっと誰かに話したくなる豆知識をご紹介します!

Geminiって名前、公式の由来は“2つ”あった!

Googleの公式ブログによると、「Gemini」という名前には、大きく分けて2つの意味が込められているそうです。

参考記事:How Google’s AI model Gemini got its name

理由1:「双子」が意味する、チームの絆とAIの才能

「Gemini」は英語で「双子座」を意味します。

このプロジェクトは、GoogleのAI研究を引っ張ってきた「Google Brain」と、囲碁AIなどで知られる「DeepMind」という2つのチームが力を合わせて進められました。まさに「双子」のような2チームの協力を象徴する名前だったんですね。

さらに、ふたご座が持つ「好奇心旺盛で、多角的に物事を見ることができる」という性格が、テキスト、画像、音声など、色々な情報を扱えるAIの性質にピッタリだったとか。

開発チームもこの「双子」の持つ二面性というテーマに共感したそうです。

理由2:宇宙へのロマン!NASA「ジェミニ計画」

そしてもう一つの大きな由来が、NASAの宇宙開発計画です。

1960年代、人類を月に送る「アポロ計画」の前に、宇宙船のドッキング技術などを確立したのが「ジェミニ計画」でした。この計画がなければ、月面着陸は成し遂げられなかったと言われるほど重要なステップだったのです。

GoogleのAI「Gemini」も、まさにAI界の未来を切り拓くための重要な一歩。この歴史的な宇宙計画へのリスペクトが、その名前に込められているなんて、なんだか胸が熱くなりますよね!

【こぼれ話】 最初の名前は「タイタン」だった!

ちなみに、このプロジェクトの最初のコードネームは、土星の最大の衛星(定常的に惑星の周りを周回している天体)である「Titan(タイタン)」だったそうです。

タイタンは、太陽系の中でも特殊な存在で、分厚い大気を持つ唯一の衛星です。直径が約5,150kmもあり、これは地球の月よりも大きく、惑星である水星よりも大きいサイズです。

その表面には液体のメタンの川や湖さえ存在すると言われていますから、AIの初期コードネームとして、巨大で神秘的、そして未だ多くの謎を秘めた天体の名前が候補に挙がったのも納得ですよね!

最終的には、2つの強力なチームが協力し、AIの新たな可能性を切り開くという「チームの絆」や「二面性を持つAIの適応能力」、そして「未来への大きなステップ」という側面をより強く象徴する「Gemini」に決まった、というわけです。

【考察】Geminiファミリーの名前も、やっぱり宇宙つながり…?

「Gemini」や「Titan」と聞くと、Geminiファミリーである「Ultra」「Pro」「Flash」「Nano」の名前も、もしかして宇宙に関係してるんじゃないか…?なんて想像が膨らみます。

調べてみると、公式にはGeminiファミリーの名前の由来は発表されていませんでした。

しかし、宇宙に関連する意味を含む単語も何個かあるもよう。Geminiファミリーの名前の由来について、こんな考察をしてみました!(※あくまでも筆者の独自予想です)

モデル名由来の考察
Ultra (ウルトラ)Ultraは「究極」を意味する言葉ですが、天文学の世界では、「観測や理論の限界を超えるような、極端な明るさやエネルギーを持つ現象」や「非常に見つけにくく、従来の常識から外れた性質を持つ天体」を意味するようです。

人間の認識を超える広大な宇宙や、その究極的な性能を象徴しているのかもしれません。
Flash (フラッシュ)これは「閃光」ですね!宇宙でにおけるフラッシュといえば、超新星爆発の輝きや、ガンマ線バーストといった、宇宙で最も劇的でパワフルな現象を表す単語です。

もし、AIの圧倒的な処理速度を、宇宙のエネルギッシュな現象になぞらえているとしたら…カッコいい!
Nano (ナノ)「極小」を意味するナノ。近年、宇宙開発では「ナノサテライト」と呼ばれる超小型の人工衛星が注目されています。

これは小さいながらも、地球観測、通信、科学実験といった本格的なミッションをこなす能力を持っており、限られたサイズと電力の中で、いかに高い性能を発揮させるか、という技術の結晶です。

超小型で高機能。そんなイメージが、スマホなどのデバイス上で動くAI、Nanoモデルのコンセプトとピッタリ重なるようです。
Pro (プロ)これは宇宙関連の意味合いを含まないようで、そのままの意味「プロフェッショナル」が素直な由来かもしれません。

どうしてもこじつけるなら、星が生まれる前の「プロトスター(原始星)」のように、本格的な能力を持つ主力モデル…なんていうのは、ちょっと考えすぎかもしれませんね。

考えてみると楽しい由来。こんな風に、名前に隠されたストーリーを想像してみるのも、新しいテクノロジーを楽しむ一つの方法かもしれません!

まとめ

図鑑の片隅で見つけた一つの英単語から、AI開発の舞台裏にある壮大なストーリーを知ることができました。

「Gemini」という名前は、単なる記号ではなく、開発者たちの熱い想いや未来へのビジョンが詰まった、物語のタイトルのようですね。

チームの朝会でのちょっとした雑談や、会議前のアイスブレイクに切り出してみれば、「へぇ、そうなんだ!」と会話が弾むきっかけになるかもしれません。これからのGeminiファミリーの活躍が、ますます楽しみです!

24時間365日のシステム運用監視サービス「JIG-SAW OPS」を提供する、JIG-SAW株式会社のOps Today編集部です。 サーバー運用監視実績50,000台の実績をもとに、システム運用監視に役立つ情報をお届けします!

最新情報をお届けします!

最新のITトレンドやセキュリティ対策の情報を、メルマガでいち早く受け取りませんか?ぜひご登録ください

メルマガ登録

最新情報をお届けします!

最新のITトレンドやセキュリティ対策の情報を、メルマガでいち早く受け取りませんか?ぜひご登録ください

メルマガ登録