最新の注目記事をまとめてチェック!【2024年11月3日週】
LockBit開発者ら逮捕。何が国際的な脅威となったのか?
2024年9月、世界で最も知名度のあるランサムウェア攻撃グループの一つ「LockBit」のメンバーが一斉に摘発されるニュースが報じられました。LockBitは各国で甚大な損失をもたらしており、世界のランサムウェア攻撃のうち約5件に1件がLockBitの関与する攻撃と考えられているほどです。その仕組みや今後の動向について気になる方は、ぜひこちらをご覧ください。
「Windows Recall」で安心のPC利用が実現?Windows11の新しいAI機能に迫る
Windows11へ新たに標準搭載が予定されている機能「Windows Recall」。AIを活用し、PC上の閲覧履歴や操作したログを記憶し、過去の動作を再実行することが出来ます。しかし、数秒ごとに画面のスクリーンショットを撮影しAIが読み込むという仕様から、そのプライバシーやセキュリティへの懸念が指摘されています。この懸念に対しどういった改善が施されつつあるのか、詳細はこちらをご覧ください。
Gartner、2025年「戦略的テクノロジのトップ・トレンド」を発表
ガートナージャパン株式会社(以下Gartner)は2024年10月28日、2025年の「戦略的テクノロジのトップ・トレンド」を発表しました。10のトレンドには、「AIガバナンス・プラットフォーム (AI Governance Platform)」「空間コンピューティング (Spatial Computing)」「偽情報セキュリティ (Disinformation Security)」「神経系の拡張 (Neurological Enhancement)」などが含まれます。「偽情報セキュリティ (Disinformation Security)」は、情報自体の信頼性を見極め、なりすましなどによる有害な偽情報の拡散を防ぐための方法を提供することが目的の技術カテゴリとなります。このように、AIなど最新の技術の浸透による新たなセキュリティ項目やテクノロジについて最新トレンドが発表となりました。
Microsoft、11月中に「Copilot Studio」での「自律型エージェント」作成のパブリックプレビュー提供を発表
Microsoftは10月21日(米国時間)、「Microsoft Copilot Studio」で「自律型エージェント」の作成が可能となる旨、「Dynamics 365」に10の新たな「自律型エージェント」を追加する旨を発表しました。Microsoftは自律型エージェントについて、「個人やチーム、または部門部署に代わり、ビジネスプロセスを実行し調整します。Copilot はエージェントとの対話を可能にし、リード生成の加速や販売注文処理、そしてサプライチェーンの自動化まで、あらゆることをサポートします。 」と述べており、既に導入している企業でコストの最適化や作業の効率化が実現できたことを、事例を交えて発表しています。Copilot Studioで作成した「自律型エージェント」では、ユーザーが定義した指示などを基に「ガードレール」が含まれることや、データソースのセキュリティ対策を遵守することなども述べられており、安全に利用出来ることが期待されます。
詳細はMicrosoft Japan News Centerによるブログをご覧ください。
KDDI、株式会社ラックを完全子会社化へ
株式会社ラック(以下、ラック)はKDDI株式会社(以下、KDDI)の普通株式の公開買付け・完全子会社化に合意したことを発表しました。両社は「KDDIのネットワークとラックのセキュリティを融合することでサイバーセキュリティサービスの高度化をさらに推進し、日本のサイバーセキュリティ業界の発展にも貢献していきます」と発表しており、KDDIがセキュリティ需要の高まりにこたえる目的があると考えられます。公開買い付けは11月下旬を予定しています。
KDDI株式会社「AI時代のサイバーセキュリティーでの新たな共創に向け、KDDIによるラックの公開買付けに合意」
株式会社ラック「AI時代のサイバーセキュリティでの新たな共創に向け、KDDIによるラックの公開買付けに合意 ~ネットワークとセキュリティを一気通貫で提供、サイバーセキュリティ業界の発展に貢献~」