【AWS re:Invent 2024】What’s new with Amazon Q Business(講演レポート)
AWS re:Invent とは?
re:Inventとは、Amazon Web Services(以下、AWS)が主催するAWSに関する技術的なセッションや、展示ブース、試験準備のためのブートキャンプ、ゲーム化された演習などを通じて、参加者が主体的に学習できるAWS最大のイベントです。
2024年は12月2日から6日までの5日間開催されており、日本をはじめ世界中から多くの人が参加しています。
セッション情報
セッション名 | What’s new with Amazon Q Business(Amazon Q businessの新機能) |
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セッション概要 | 企業が急速な技術革新に取り組む中、本セッションではAmazon Q Businessの最新製品リリースについてご紹介します。本セッションでは、Amazon Q Businessの最新機能と機能強化について解説し、企業コンテンツを活用したAmazon Q Businessアプリケーションの導入方法を紹介します。 (※公式サイトより翻訳) |
登壇者 | Zoe Schagrin Miguel Sanchez |
はじめに
技術の進化が進む中で、生成AIが注目を集めており、Amazon Q businessはその最前線に立っています。
実際のユースケースを見る
セッション内では、実際にデモの映像を見ながら、どのようにAmazon Q businessが利用されているか、それが与える影響に関しての説明がありました。
ノートの標準化
Amazon Qは会議のノートを標準化し、明確なアクションアイテムを確保します。
アイデアのブレインストーミング
Amazon Qを利用して創造的なアイデアを生成し、テストすることができます。
要約の自動化
月次のビジネスレビューが自動化され、時間の節約ができることを確認しました。
従業員のためのパーソナライズされた体験
ここでまたデモ映像が流れ、Q businessがどのように使用されるかJohnとNikkiの例から確認しました。
Johnは、Amazon Q businessを使ったオンボーディング体験を作成しました。これにより、職場での情報探しが煩雑で時間がかかるものから、専門的な知識がなくても見つけることができるようになりました。
Nikkiは、様々なデータソースに接続されたパーソナライズされたアシスタントを作成し、チームがより効率的に作業できるようにしました。
Johnは、Managed Extensions、Cross-App and Embedded、その他50以上の新機能によって、ユーザーが多くの操作を行えるようにしました。Nikkiは、2024年9月に実装されたBuilt-in dashboardsという組み込みダッシュボードを使用し、データの可視化や分析を容易にしていました。また、2日目のKeynoteで紹介されたAmazon Q in QuickSightを使用していました。シナリオ機能はプレビュー中とのことです。
このように、Amazon Q businessは効率性とセキュリティを両立させるための強力なソリューションを提供しています。
結果として、平均して20~30時間の時間を節約し、企業全体で800人のアクティブユーザーを獲得し、年末までに900人を目指しています。また、データ漏洩のセキュリティリスクも排除しています。
Amazon Q businessの今後の展望
主なポイントとして、企業全体での導入を拡大すること、業務統合を通じて、相互接続された知的エコシステムを構築すること、日常業務のワークフローのためのインテリジェントな自動化を実現することが挙げられていました。
おわりに
今回のセッションでは、Amazon Q businessを利用した生成AIの新たな可能性が示されました。生産性を向上させワークフローを簡素化し、セキュリティを確保することで、イノベーションを革新し、より良いビジネス成果を達成できそうですね。