【AWS re:Invent 2024】明日話せる雑学ブログre:Inventの開催地、ラスベガスの歴史
AWS re:Invent とは?
re:Inventとは、Amazon Web Services(以下、AWS)が主催するAWSに関する技術的なセッションや、展示ブース、試験準備のためのブートキャンプ、ゲーム化された演習などを通じて、参加者が主体的に学習できるAWS最大のイベントです。
2024年は12月2日から6日までの5日間開催されており、日本をはじめ世界中から多くの人が参加しています。
はじめに
AWS re:Inventの開催地であるラスベガス。世界有数のカジノ天国という事で有名かとは思いますが、実はラスベガスの歴史は100年程度しかないという事をご存知でしょうか。
当初はカルフォルニアを目指した人間によって砂漠の中のオアシスとして発見され、アメリカのゴールドラッシュに伴ってカリフォルニアへの中継地点として街が形成されていきました。
転機が訪れたのは1931年。世界恐慌の影響緩和の為の政策の一つとして、現在観光名所としても有名なフーバーダムの建設が始まった事とネバダ州が同じく恐慌の影響から税収確保の為にカジノを合法化した事で、段々とカジノの街になっていきます。
その後、我々が宿泊しているホテル「フラミンゴ」が最初の巨大ホテルとして建設され、続くようにいくつかホテルが建設されましたが、未だマフィアなどの影響もあり、街としての発展はまだまだの状況でした。
その後、スティーブ・ウィンやハワード・ヒューズらにより、現在のテーマパークホテルの建設、マフィアの締め出しが行われ、カジノだけでない現在のエンターテインメントの溢れるラスベガスへと変貌を遂げます。特にスティーブ・ウィンはあのベラージオの建設や、AWS re:Inventの会場でもあるWynnの建設を行っており、今のラスベガスを作ったとも言われています。
現在のラスベガス
AWS re:Inventは2012年に初開催され、コロナの影響でオンライン開催だった2020年を除き全てラスベガスが会場になっています。
では何故AWS re:Inventはラスベガス開催なのか、疑問に思ったことはないでしょうか。
それは実は現在のラスベガスはカジノ・エンターテインメントの街という以外の側面も持っているからなのです。
元々ラスベガスはエンターテインメントの街として数多くのホテルがありますが、更に特筆すべきなのがその密集率です。大量の宿泊先がある、宿泊客の移動コストが極端に少ない、というラスベガスの特徴は、コンベンション都市として非常に優秀で、世界を見渡しても他の街には中々見られない特徴です。
実際、ラスベガスもコンベンションの誘致に力を入れており、イベント数、参加人数として世界でも有数の場所になっています。
ラスベガスとしては、コンベンションで人が来ればカジノの収益も上がり、イベントの主催者としては、コンベンションに適した環境なので大勢の参加者を見込める。参加者としては、コンベンションの合間に楽しめるエンターテインメントもあるので、嬉しいという三方よしである事もラスベガスをコンベンション都市として成長させた大きな要因でしょう。
まとめ
今回はAWS re:Inventの開催地であるラスベガスの歴史や現在を簡単にご紹介しました。
来年以降もラスベガスでの開催になるかと思いますが、会場や宿泊ホテルの歴史などを調べていくと、現地でのテンションが爆増するのでオススメです!