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Azureのセキュリティ対策はどうする? 基本の対策と初心者が陥りやすいミスを解説

Azureのセキュリティ対策はどうする? 基本の対策と初心者が陥りやすいミスを解説

クラウド環境は、その柔軟性とスケーラビリティから多くの企業に利用されていますが、一方で、従来のオンプレミス環境とは異なるセキュリティリスクも孕んでいます。 Azure上で安全にサービスを運用するためには、クラウド特有の脅威を深く理解し、適切な対策を講じることが不可欠です。

本記事では、まずAzureにおけるセキュリティの脅威を具体的に解説し、その後、それぞれの脅威に対する具体的な対策を、Azureの機能と合わせてご紹介します。 この記事が、皆様のAzure環境におけるセキュリティ対策の一助となれば幸いです。

Azureセキュリティではどのような脅威に対策するのか

Azureセキュリティではどのような脅威に対策するのか

クラウド特有のセキュリティリスク

クラウドは、オンデマンドでリソースを利用できる柔軟性や、スケーラビリティ、コスト効率の高さといったメリットを提供します。その反面、インフラストラクチャの複雑化がセキュリティリスクを高める側面があります。データの分散や多くのコンポーネントの相互作用によって攻撃対象が拡大しているため、従来型のセキュリティ対策ではカバーしきれない範囲の対策が必要になるのです。

実は、クラウドサービスのセキュリティで注意しなければならないのは、クラウドプロバイダー側のセキュリティ対策の不備ではなく、設定ミスといったユーザー側の過失です。クラウドプロバイダーは24時間システム全体を監視し、強固なセキュリティ対策を講じていますが、ユーザーが適切な設定を行わなければ、クラウドのオートメーション機能を悪用した侵入や、誤った構成によるデータ漏洩のリスクを排除できません。

Azureは「責任共有モデル」に基づいて運用されています。物理的インフラストラクチャなどのセキュリティはプロバイダーの責任範囲ですが、企業はゲストOSやアプリケーションなど、自社のデータに直接関連する部分のセキュリティを確保する責任があるのです。

ランサムウェア、DDoS攻撃、フィッシング詐欺

Azureにおいても、ランサムウェア、DDoS攻撃、フィッシング詐欺といった一般的なサイバー攻撃のリスクは存在します。

ランサムウェアは、データを暗号化し、復号の対価として身代金を要求するマルウェアです。 DDoS攻撃は、大量のアクセスを集中させることで、システムをダウンさせる攻撃です。 フィッシング詐欺は、偽のウェブサイトやメールで個人情報やパスワードを窃取しようとする攻撃です。

これらの攻撃は、Azureに限らず、あらゆるシステムで発生する可能性があります。

最新の脅威事例

最近の傾向としては、クラウドの認証情報を狙った高度なフィッシング攻撃が増加しています。特に、多要素認証をバイパスするような洗練された手法が報告されており、例えば、正規のログインページと酷似した偽のページにユーザーを誘導し、認証情報を盗み取る攻撃や、スマートフォンに送信される認証コードをだまし取る攻撃などが確認されています。

近年のサイバー脅威の特徴は「攻撃の自動化と大規模化」です。クラウド環境を自動的にスキャンし、脆弱な設定を探し出す攻撃ツールの進化により、攻撃のスピードと規模が拡大しているのです。

Azureではこれらの脅威に対して、Microsoft Defender for CloudやAzure Sentinel等の高度なセキュリティサービスを提供し、AIを活用した脅威検知と自動対応を実現しています。

まずはここからー基本的なAzureセキュリティ対策ー

まずはここからー基本的なAzureセキュリティ対策ー

Azure上で安全な環境を構築するためには、包括的、かつ多層的なセキュリティ対策が不可欠です。本節では、Azureが提供する様々なセキュリティ機能を活用し、ネットワーク、データ、IDとアクセス管理の各層における具体的な対策について解説します。

ネットワークセキュリティ

Azure のようなクラウドサービスでは、多数の仮想ネットワークや仮想マシンを使用してシステムを構築するのが一般的です。そのため、オンプレミス環境とは異なる高度なネットワークセキュリティ対策が必要となります。

ここではAzureのネットワークセキュリティ対策として、3つの方法を紹介します。

  • Azure Firewall で仮想ネットワークシステム全体の保護
  • NSG (ネットワークセキュリティグループ)  でサブネットレベルでの通信制御
  • ホストレベルのセキュリティ対策

順番に解説していきます。

Azure Firewall で仮想ネットワークシステム全体の保護

Azure Firewall は、Azureの仮想ネットワーク構成に対応した、フルマネージド型のファイアウォールサービスです。インターネットやオンプレミス環境からのアクセスに対して、アプリケーションレベルでのフィルタリングやネットワークトラフィックの検査など、高度なセキュリティ機能を提供します。

Azure Firewall の主な特徴:

  • 多層防御: アプリケーションレベルのフィルタリング、ネットワークトラフィックの検査、脅威インテリジェンスによる保護など、多層的なセキュリティ機能を有します。
  • 高可用性とスケーラビリティ: Azure のグローバルインフラストラクチャを活用し、常に高い可用性と柔軟なスケーラビリティを実現しています。
  • 集中管理: Azure portal から、複数の仮想ネットワークにまたがるファイアウォールポリシーを一元的に管理できます。これにより、運用効率が向上し、セキュリティ管理の負担を軽減します。

NSG (ネットワークセキュリティグループ) でサブネットレベルでの通信制御

 Azure Firewall は1つのVNet構成につき1つまでとなっています。 そのため、サブネットレベルでの通信制御には NSG (ネットワークセキュリティグループ) を活用します。

NSGは、ネットワークトラフィックのルールを定義したものです。仮想マシン、仮想ネットワーク、サブネットなどのリソースに対して、受信と送信のネットワークトラフィックをフィルタリングするルールを定義することで、柔軟なアクセス制御を実現します。

Azure Firewall は1つの仮想ネットワークあたり1つしかデプロイできませんが、NSG は サブネットごとに設定可能です。そのため、仮想ネットワーク内やサブネット間の通信をよりきめ細かく制御したい場合に有効です。

ホストレベルのセキュリティ対策

ゼロトラストアーキテクチャの普及に伴い、ホスト(コンピュータ)レベルのセキュリティはますます重要になっています。従来の境界防御型のセキュリティ対策では、ネットワーク内部は安全であると仮定していましたが、ゼロトラストではネットワークの境界はもはや意味を持たず、あらゆるデバイスやユーザーを潜在的な脅威とみなすためです。

Azure では、仮想マシンやコンテナといった多様なコンピューティングリソースが利用されますから、ホストレベルでセキュリティ対策を講じることが不可欠です。

Microsoft Defender for Cloud は、Azure リソースのセキュリティ状態を監視し、脅威を検出して対応する統合されたセキュリティ管理サービスです。脆弱性評価、マルウェア対策など、多層的なセキュリティ機能を提供します。

【Microsoft Defender for Cloud を活用したホストレベルのセキュリティ対策】

  • 脆弱性評価: 仮想マシン OS やアプリケーションの脆弱性をスキャンし、セキュリティリスクを特定します。
  • マルウェア対策: 仮想マシン上のマルウェアを検出、削除し、感染拡大を防ぎます。
  • Just-In-Time アクセス: 仮想マシンへのアクセスを必要なときにのみ許可することで、攻撃対象領域を削減します。

よりセキュアな環境を実現したい場合には、 Privileged Access Workstations (PAW) の活用がおすすめです。 PAW は、管理者が Azure リソースへのアクセスや管理タスクの実行に使用する、セキュリティ強化されたワークステーションです。

Microsoft Entra ID(旧Azure AD)でIDとアクセスを管理する

Microsoft には Azure や Office 365 などの複数のクラウドサービスがあります。これらの多様なサービスに対し、シングルサインオン(SSO) を可能にする仕組みが、Microsoft Entra ID (旧Azure Active Directory) です。
※シングルサインオン:ユーザーが一度の認証操作で複数のアプリケーションやサービスにログインできるようにする仕組み。

Microsoft Entra ID Identity Protection では、アプリケーションへのアクセス制御や多要素認証などの機能もあり、一つ一つの操作に対してロールベースのアクセス制御 (RBAC) を適用することで、ユーザーに必要最低限の権限を付与し、セキュリティを強化できます。

Microsoft Entra IDを活用したIDとアクセス管理方法は以下の通りです。

  • ロールベースのアクセス制御 (RBAC) でユーザーに適切な権限を付与する。
  • Azure Policy でリソースの構成を管理する。
  • Microsoft Entra ID Identity Protection で不正なアクセスを検知する。
  • Microsoft Entra ID PIM で特権的なアクセスを管理する。

順番に解説していきます。

ロールベースのアクセス制御 (RBAC) でユーザーに適切な権限を付与する

RBAC とは、「誰が」「どのリソースへ」「どのような操作を」許可するかを詳細に設定できる仕組みです。例えば「開発者には仮想マシンへのアクセスを許可するが、課金情報へのアクセスは許可しない」といった設定が可能です。

Azure Policy でリソースの構成を管理する

RBAC は「人」に対するアクセス制御の仕組みですが、 リソースに対しては構成の整合性 を維持する Azure Policy という仕組みがあります。Azure Policy を使用すると、「仮想マシンは特定のリージョンにのみ作成できる」「ストレージアカウントは暗号化が必須である」など、独自に作成したルールに基づいてリソースの構成を制御できます。

Microsoft Entra ID Identity Protection で不正なアクセスを検知する

Microsoft Entra ID Identity Protection は、 不正なサインインやアカウント乗っ取りなどのリスクを 機械学習などを用いてリアルタイムに評価し、アラートを発したり、アクセスをブロックしたりすることができる機能です。 リスクベースのアクセス制御 や ユーザーへのセキュリティに関するレコメンデーションなども提供します。

Microsoft Entra ID PIM で特権アクセスを管理する

Microsoft Entra ID Privileged Identity Management (PIM) は、Azure AD やAzureリソースへの特権アクセスを管理するための機能です。 Just-In-Time (JIT) アクティベーション や 承認ワークフロー 、 アクセスレビュー などの機能があり、特権アカウントの不正使用を防ぎます。 なお、Azure AD PIM は Azure AD Premium P2 限定の機能であり、別途契約しておく必要があります。

データベースとアプリケーションの保護

クラウド環境では、データとアプリケーションの保護が重要な課題です。Azureでのデータやアプリケーションを保護する手段には以下のようなものがあります。

・Azure Key Vaultによる機密情報の保護
・Microsoft Entra IDでのIDおよびアクセス管理
・Azureストレージによるデータ保護

順番に解説していきます。

Azure Key Vaultによる機密情報の保護

Azure Key Vaultは、アプリケーションの機密情報を安全に管理するためのサービスです。パスワードやAPI キーなどのシークレットを、暗号化してKey Vault内に保存し、指定されたアクセス権を持つアプリケーションやユーザーのみが復号して利用できる仕組みです。


【アプリケーションがシークレットにアクセスする際の流れ】

  • アプリケーションがMicrosoft Entra IDで認証を受ける
  • 認証後、Key Vaultへアクセス権限を確認
  • 権限があれば、必要なシークレットを取得して使用

これにより、機密情報をソースコードやconfigファイルに直接記述する必要がなくなり、セキュリティリスクを低減すると同時に、機密情報の一元管理が実現します。

Microsoft Entra IDでのIDおよびアクセス管理

前述したMicrosoft Entra ID(旧Azure Active directory)は、クラウドベースのIDおよびアクセス管理を担うプラットフォームです。アプリの開発者は標準的な認証プロトコルを簡単に実装できますし、シングルサインオンや多要素認証など、アクセス権のセキュリティを強化する機能の導入も容易です。

Azureストレージによるデータ保護

Azureストレージでは、保存データの自動暗号化、Microsoft Entra IDの統合認証、アクセス制御などの機能により、データを包括的に保護します。Blob、File、Queue、Tableの各ストレージサービスで、用途に応じた適切なセキュリティを確保できます。

脅威検知と対応

Azureセキュリティ上の脅威を検知するサービスとして、以下の3つがあります。

  • Azure Monitor
  • Azure Defender for Cloud
  • Microsoft Sentinel

順番に解説していきます。

Azure Monitor

Azure Monitor は、Azure サービスをはじめ、ハイブリッド環境やマルチクラウド環境までカバー するサービスです。仮想マシン、アプリケーションのパフォーマンス/セキュリティ状態、リソースの利用状況 などを一元的に管理できます。さらにリアルタイム や 履歴ベース での分析が可能であり、問題発生時の迅速な原因究明やパフォーマンス最適化 に役立ちます。

Azure Monitor が収集するデータには、パフォーマンスに関する数値の記録であるメトリックと、アプリケーションやシステムのイベント、エラー、アクセス記録などを時系列で記録したログがあります。ログを参照することで、過去に発生した問題の原因究明やセキュリティインシデントの調査が可能になります。

さらにAzure Monitorが収集したログデータを 確認・分析 するAzure Log Analyticsというサービスもあります。Azure Log Analyticsでは強力なクエリ言語KQLを使用して分析します。特定のイベントが発生したタイミングや原因を特定したい場合には、この Log Analytics を組み合わせて活用すると良いでしょう。

また、収集したデータに基づいて アラート を設置することもできます。アラートは特定の条件が満たされた時にトリガーされ、メール通知やWebhookなどさまざまなアクションの実行を呼び出します。例えば、CPU使用率が一定値を超えた場合にアラートを発生させ、管理者に通知するといった設定が可能です。

Azure Defender for Cloud

Azure Defender for Cloud は Azure 上のリソース全体を脅威から保護 するためのサービスです。Azure のリソース だけでなく、オンプレミス環境や他のクラウドプロバイダー上のワークロードも保護の対象 となります。Azure Defender for Cloud では、脆弱性評価、脅威検知、セキュリティに関する推奨事項、セキュリティスコア などの提供を通じて、セキュリティ体制を強化 できます。

Azure Defender for Cloud のセキュリティスコア は、Azure セキュリティベンチマーク (Azure 環境の整備、セキュリティを評価するための基準) に基づいた推奨事項を提供します。つまり、このスコアを 向上させる ことで、Azure 環境におけるセキュリティのベストプラクティスを実現できるわけです。

Defender for Cloud には無料の フリープラン と有料の スタンダードプラン があります。スタンダードプラン では、無料プランに加えて、Just-In-Time アクセス、適応型アプリケーション制御、ネットワークの脅威保護 などのより高度な脅威検知・セキュリティ対策が追加されています。

Microsoft Sentinel

Microsoft Sentinel は、クラウドネイティブな SIEM (Security Information and Event Management) ※と SOAR (Security Orchestration, Automation and Response)※ を統合したプラットフォームです。さまざまなセキュリティ製品から収集したログやイベントを一元的に管理 し、インシデントの調査・対応を自動化 することで、セキュリティ運用の効率化 を図ります。
※SIEM:企業内の様々なシステムから発生するログデータを一元的に収集、分析し、セキュリティインシデントを検知するためのシステム
※SOAR:SIEMで検出されたセキュリティインシデントに対して、自動化された対応を行うためのシステム

具体的には、セキュリティ監視、インシデント対応、脅威の検知、セキュリティ体制の強化 などの際に役立ちます。

主な機能として、

  • データ収集:Azure サービスやオンプレミス環境など、さまざまなソースからログやイベントを収集
  • 脅威の検知:AI と機械学習を活用して、ログデータの中から異常なアクティビティや既知の脅威を検知
  • インシデント対応:検知された脅威に対して、自動化された対応策を実行
  • 自動化:プレイブックと呼ばれる自動化された手順を定義することで、インシデント対応を効率化

などがあります。

 3サービスの比較

セキュリティ対策を強化したい場合、まずはAzure Defender for Cloudをおすすめします。このサービスは、無料プランから始められ、セキュリティスコアで評価を受けつつ、段階的に強化が可能です。既存環境との統合も容易です。

一方、コストを抑えて基本的なパフォーマンスやセキュリティ監視を始めるには、Azure Monitorが適しています。ログ収集とアラート設定による初期的な監視が実現できます。

深い脅威分析が必要な場合や、セキュリティ運用の自動化を目指すならMicrosoft Sentinelを検討すると良いでしょう。AIと機械学習による高度な脅威検知とインシデント対応が可能です。

初心者が陥りがちなAzureセキュリティのミスと対策

初心者が陥りがちなAzureセキュリティのミスと対策

Azure環境の導入初期において、初心者が犯しがちなセキュリティミスは、そのまま放置すると深刻な情報漏洩やシステム障害につながる可能性があります。代表的なミスとその対策を具体的に解説します。

デフォルト設定のまま利用する危険性

Azureの各サービスは、初期設定としてある程度のセキュリティ対策が施されています。しかし、これらの設定は全ての環境に最適化されているわけではなく、そのまま利用すると、意図しないアクセスを許してしまう可能性があります。例えば、ストレージアカウントの公開アクセスが許可されたままになっている場合、インターネット上の誰でもデータにアクセスできてしまいます。

【対策】
Azure Security Centerの推奨事項を参考に、不要なサービスを無効化し、ネットワークセキュリティグループを設定することで、外部からの不正アクセスを厳しく制限しましょう。また、定期的に設定を見直し、誤った設定がないか確認することも重要です。

アクセス権限の管理不足

適切なアクセス権限を設定せずに、全てのユーザーに広範な権限を与えてしまうと、権限のないユーザーが重要なデータにアクセスしたり、システム設定を改ざんしたりするリスクが高まります。特に、管理者権限を持つユーザーが増えすぎると、内部からの不正行為のリスクも高まります。

【対策】
最小権限の原則に基づき、各ユーザーに必要な最小限の権限のみを付与しましょう。Microsoft Entra IDを活用し、ロールベースアクセス制御 (RBAC) を導入することで、アクセス権限の管理を効率化できます。

セキュリティ更新の遅延

OSやアプリケーションのセキュリティパッチを適用しないと、既知の脆弱性を突かれて攻撃されるリスクが高まります。特に、ゼロデイ攻撃と呼ばれる、まだパッチが公開されていない脆弱性を狙った攻撃も増加しています。常に最新のセキュリティパッチを適用しましょう。

【対策】
Azure Security Centerの自動更新機能を活用し、定期的にセキュリティパッチを適用しましょう。また、Azure Update Managementを利用することで、複数の仮想マシンの更新を一括で管理することも可能です。

ログの監視不足

セキュリティインシデントが発生した場合、早期に検知し、被害を最小限に抑えるためには、ログの適切な収集と分析が不可欠です。しかし、ログの量が膨大であるため、手作業で分析するのは困難です。

【対策】
Azure Monitorを活用し、重要なログを収集・分析し、異常なアクティビティを検知しましょう。また、Azure Sentinelはセキュリティ情報とイベント管理 (SIEM) ソリューションであり、複数のログソースからのデータを統合的に分析し、高度な脅威検知を実現します。

まとめ

ネットワーク、データ、IDとアクセス管理、そして脅威検知と対応の4つの側面から具体的な対策を紹介しました。特に、デフォルト設定のまま利用することや、アクセス権限の管理不足は初心者が陥りやすいミスです。手間をおしまず、チェックを怠らないようにしましょう。

しかしAzureのセキュリティ対策は、決して難しいものではありません。Azureは初心者でも安心して利用できるよう、様々なセキュリティ機能を提供しています。まずは本記事で示したような基本的な対策を実践し、少しずつセキュリティレベルを高めていきましょう。

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