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【AWS re:Invent 2024】What’s new with Amazon EBS(講演レポート)

AWS re:Invent とは?

re:Inventとは、Amazon Web Services(以下、AWS)が主催するAWSに関する技術的なセッションや、展示ブース、試験準備のためのブートキャンプ、ゲーム化された演習などを通じて、参加者が主体的に学習できるAWS最大のイベントです。

2024年は12月2日から6日までの5日間開催されており、日本をはじめ世界中から多くの人が参加しています。

セッション情報

セッション名What’s new with Amazon EBS(Amazon EBS の新機能)
セッション概要Amazonの堅牢なブロック・ストレージ・ソリューションであるAmazon EBSの最先端機能を先取りしましょう。本セッションでは、Amazon Elastic Block Store(EBS)の最新の進歩と機能の包括的な概要をご紹介します。最近のパフォーマンス向上、コスト最適化戦略、データ管理とストレージ効率を高める新機能、最新のクラウド環境でEBSを活用するための実践的な洞察について学びます。ワークロードのためにAmazon EBSの可能性を最大限に引き出す方法について理解を深めます。
(※公式サイトより翻訳)
登壇者Heather Horbochuk
Jody Gibney

Amazon EBSの基本と進化

Amazon EBSは、EC2インスタンス用のネットワーク接続された永続的なブロックストレージです。2008年のEBSのサービス開始以来、パフォーマンスは大きく進化し、現在では1つのボリュームで最大256,000 IOPSを実現しています。

Amazon EBSの基本と進化

また、EBSは99.999%の耐久性を提供するIO2 Block Expressボリュームを通じて高い耐久性を誇ります。すべての新しいEBSボリュームを簡単に暗号化できる機能も提供されており、データのセキュリティを強化しています。

Amazon EBSの基本と進化

新機能の紹介

Elastic Volumes

ボリュームのタイプやサイズ、IOPSをアプリケーションのダウンタイムなしで変更可能になります。これにより、ユーザーはニーズに応じてストレージを柔軟に調整できます。

Elastic Volumes

また、IO2 Block ExpressボリュームとGP3ボリュームのレイテンシの比較もされていました。レイテンシの一貫性が必要な場合はIO2 Block Expressを使用し、そうでない場合はGP3をするとのことでした。

Elastic Volumes

EBS Snapshots

スナップショットの時間ベースのコピー機能が先日追加されました。これにより、災害復旧のためのデータ管理がさらに簡単になりました。

EBS Snapshots

スナップショットのコピーの希望する完了時間を15分から48時間の範囲で指定可能です。セッション内ではその設定方法について説明がありました。

EBS Snapshots

詳細はこちらのAWS公式ページをご参照ください。

終わりに

以上、「What’s new with Amazon EBS」のセッション内容をレポートしました。新機能として、スナップショットの時間ベースのコピー機能が追加され、災害復旧のためのデータ管理がさらに簡単になりました。この機会にぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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