【AWS Summit Japan 2025】生成 AI を活用したバーチャルゴルフコーチを体験してみた

AWS Summit Japan 2025 とは？

AWS Summit Japan 2025とは、アマゾン ウェブ サービス（AWS）が主催する日本最大級のクラウドコンピューティングイベントです。2025年6月25(水)と26日(木)の2日間、千葉県の幕張メッセで開催され、オンラインでのライブ配信も行われます。

このイベントは、AWSに関する最新技術やベストプラクティスの共有、情報交換を目的としており、クラウドを活用したイノベーションに興味のある全ての人を対象としています。

ブースの中で存在感を放つ、バーチャルゴルフ場を発見

会場に入って左手奥の通路を進むと、Industry Zoneがあります。Industry Zoneをしばらく進むと、バーチャルゴルフ場を発見！

ゴルフ未経験（そして運動音痴）の筆者ですが、最新のAIを駆使したデモという事で、早速試してみました。

生成 AI を活用した、スポーツコーチング

体験ブース「バーチャルゴルフコーチ」では、センサーとカメラで取得したリアルタイムデータを機械学習し、Amazon Bedrock で即時分析していました。

聞き手や性別など、簡単な情報を入力し、早速センサーの前でスイングしてみます！

写真で振り返って見ると明らかにポンコツなスイングをキメている筆者ですが、打っている最中は変なフォームをしている事に一切気付いていません。スポーツは難しいですね。

コーチはボールの初速、打ち出し角、スピン量などの測定データ、コンピュータービジョンを AI モデルで分析し、リアルタイムで具体的なアドバイスを教えてくれます。

なお、アドバスはゴルファーのレベルに最適化して伝えてくれるようです。

クリエイティブ業界向けの AI プラットフォーム

今回私にアドバイスをくれたコーチ、クリスティンさんはクリエイティブ業界向けの AI プラットフォームで、キャラクター設定とストーリー要素から一貫性のある絵コンテや動画を自動生成してくれるようです。

複数のクリエイターがオンラインでアイデアを出し合い、それを即座に視覚化して効率的な企画開発を実現する事も可能とのことでした。

バーチャルゴルフコーチの仕組み

バーチャルゴルフコーチの簡単な仕組みは以下の通りです。

ゴルフスイングをビデオで撮影し、Amazon SageMaker Pose Estimation Modelで撮影データを用いた姿勢推定モデルでスイングの姿勢を分析。

AWS LambdaとAmazon Bedrockで分析結果を処理し、データベースに保存。 そしてスイングの前処理、動画生成、LLMによる詳細なフィードバックを提供しているようです。

感想

筆者のように運動が下手なので人に教えてもらうのは恥ずかしい、といった人にも優しく、気軽に運動に取り組める点が魅力的に感じました。

また、このデモで使用されている一貫したキャラクターデザインの作成は、デザインだけではなくCM プランナー、AD エージェンシー、シナリオライター分野において、制作・企画での高速な意見合わせ・アイデア出し・初期プロット出しまで可能なようで、クリエティブ分野でも活用できそうです。

他にも、リアルタイムの映像を解析するAI技術はスポーツの解説などにも応用できそうですね。アイディア次第で様々な分野でも活躍できる技術だと感じました。

AWS Summitは明日2025年6月26日(木)まで開催されており、JIG-SAW株式会社もスポンサーとして参加しています。024Sブースにて次世代運用サービス「JIG-SAW OPS」のご紹介もしておりますので、ご来場の際はぜひお立ち寄りいただけると嬉しいです！