最新の注目記事をまとめてチェック!【2024年9月15日週】
マイクロソフト、サイバーセキュリティーシステムを協議するサミットを開催
今年7月、クラウドストライクのソフト更新が原因で発生したシステム障害が交通網やテレビ放映、金融機関、医療サービスに影響を与えたことを受け、マイクロソフトは10日にサミットを開催した。ウィンドウズ搭載機器850万台に影響を与えた本問題への対策として、セキュリティエコシステムの強化、緊急対応策の不足、単一ベンダー依存のリスクについての議論があった。
自衛隊に演習を通じた実践的サイバーセキュリティトレーニング実施
GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社は、9月11日に陸海空の自衛隊に対し、実践的なサイバーセキュリティトレーニングを実施したと発表した。これは、7月22日から8月1日にYRP横須賀リサーチパークで行われた陸上自衛隊の教育課程の一環で、約50名のサイバー部隊の幹部が参加した。カリキュラムには、CSIRT座学やペネトレーションテスト、マルウェア解析、デジタルフォレンジック、SOCログ解析、インシデント対応総合演習が含まれ、理論とチームワークを重視した内容で、実践的な防御策を習得することが可能となれている。
AWS CEO、オラクル会長と「Oracle Database@AWS」について対談
オラクルとAWSが発表した「Oracle Database@AWS」について、2024年9月10日にオラクルの年次イベントでエリソン氏とAWSのガーマン氏が対談。Oracle Database@AWSは、AWSのデータセンターにオラクルのインフラを設置し、フルマネージドサービスを提供する。これにより、低レイテンシでデータベースにアクセス可能。運用はオラクルが行い、ユーザーのコンソールや料金請求はAWSが行う。12月に北米リージョンでプレビュー開始予定。エリソン氏は、顧客のニーズに応えるためのアプローチとしてこのサービスを位置づけ、パフォーマンスや使いやすさを強調。ガーマン氏も共通顧客の期待を語った。
IDC、2028年の国内パブリッククラウドサービス市場予測7兆2,227億円と発表
IDC Japanは2023年の国内パブリッククラウドサービス市場の予測を発表。市場規模は前年比27.5%増の3兆2,609億円に達し、2023年から2028年の年間平均成長率は17.2%と予測。2028年には市場規模が7兆2,227億円になる見込み。成長の要因は製品やサービスの単価上昇とクラウドマイグレーションの拡大とされ、生成AIも市場成長の重要な要因と発表されている。生成AI市場では今後、ビジネス機能や産業特化のユースケースが拡大し、ユーザ企業の経済合理性の重視が求められる。