最新の注目記事をまとめてチェック!【2024年9月29日週】
システム運用管理へのAI適用は可能か?任せられる仕事の範囲を徹底解剖!
システム運用管理へのAI適用は可能か?任せられる仕事の範囲を徹底解剖!
デジタル化が進む中、業務の自動化が求められ、AIの活用が進展している。特にルーティンワークが多いシステム運用管理の分野では、AIサービスの開発が進行中である。NTTデータは3月、開発したシステム運用AI「Hinemos」について、AIアシスタントを導入し、業務の効率化を図る実証実験を行っていると発表した。生成AIのシステム運用管理へのさらなる導入は期待されるが、完全自動化には課題も多く、AIはあくまでツールであり、人間の判断が必要な場面が残る。システム運用管理の未来は、AIと人間の協力によるものとなるだろう。
「絶対安全」はどこにある?クラウド移行によるレジリエンス強化の可能性と懸念
「絶対安全」はどこにある?クラウド移行によるレジリエンス強化の可能性と懸念
クラウド導入は、長期的な運用とアップデートを可能にする重要な取り組みだが、運用リスクも伴う。このようなリスクに対してはゼロトラストの考え方が重要で、内部外部からの攻撃に備え、被害を最小限に抑える環境を整える必要がある。また、レジリエンスの概念も重要で、攻撃後の回復力を高めるためには、予測、抵抗、回復、適応の要素が求められる。クラウドシフトはリスクを軽減するが、新たなリスクも生じるため、慎重な対策が必要とされる。
セキュリティ投資は成熟?予算横ばいにみるサイバー攻撃対策の現状
セキュリティ投資は成熟?予算横ばいにみるサイバー攻撃対策の現状
DXの進展により業務のデジタル化が進む中、サイバー攻撃のリスクは決して無視できないものとなっている。コンサルティング会社IANSが9月に発表したレポートによると、セキュリティ投資は成熟期に入り、成長が鈍化しているとのことだ。2023年のセキュリティ予算は前年比で横ばいで、2024年の成長率も過去の半分程度であった。サイバー攻撃の増加と反比例に投資意欲は低下していることや日本企業のセキュリティ投資が依然として低く成熟に時間がかかることを踏まえると、日本企業は、今後少しずつでも投資を拡大し、リスクを評価する必要があるだろう。
Google、東南アジアへの投資をさらに強化
米アルファベット傘下のグーグルが、東南アジアへの追加投資を発表した。タイに約10億ドルを投資し、あらたなデータセンターを建設する。このデータセンターはクラウドの新たなリージョンとなるほか、AIインフラの拠点となる模様。5月にはマレーシアにもデータセンターとクラウドインフラの建設を開始、シンガポールへの投資額の引き上げも発表しており、東南アジアへ投資を強化している。Google以外にも、AWSタイリージョンは2025年初頭開始、Microsoftもタイの地域データセンター開設予定と既に発表しており、多くのハイテク企業が東南アジア地域への投資を加速させている。
米メタ、動画生成AI「Movie Gen」を発表
米メタ(META.O)は、ユーザーの指示に基づいてリアルな動画や音声クリップを生成する新しいAIモデル「Movie Gen(ムービー・ジェン)」を発表した。サンプルとして、動物が泳ぐ様子や人間の写真を使った絵画の動画が示された。動画は最大16秒、音声は45秒まで生成可能で、背景音楽や効果音も作成できる。リリースが未定となっているMovie Genだが、Meta社はその性能はRunway Gen3、LumaLabs、Soraを上回ると主張している。今後、OpenAIのAI動画モデル「Sora」やGoogleが発表したAI動画生成モデル「Veo」と並び動画生成AI市場を牽引する存在となることが期待される。
石破首相、生成AIについてビデオレターで語る
世界に共通する科学技術と社会に関する問題をテーマとした世界最大規模の科学技術国際会議「STSフォーラム」が6日京都市で始まり、石破茂首相が開会式にビデオメッセージを送った。石破首相は先端技術分野での国際連携の重要性を強調し、G7広島サミットで日本が議論を主導してきた生成AIに関する国際枠組み「広島AIプロセス」に触れつつ、生成AIの急速な発展に伴う電力消費の増加や人材の重要性を課題として指摘し、研究者の交流を促進する環境づくりに取り組む考えを示した。